随想・雑記・エッセー

ロンドンの彫金ショップ事情

ロンドンの彫金ショップについて日本との違いなど、ちょっとマニアックな解説

金胎陶芸アクセサリーブランドhitotoi(ひととい)の犬塚です。

海外に行くと、えっ、こんな風になってるの?と驚くことがありますよね。

しかもそれが普通の人が入らないような店であれば、どうなっているか興味わきませんか?

今回は、ロンドンの彫金関係のお店についてお話しします。

ロンドンの彫金街

東京で彫金関係の店が集まる街といえば御徒町ですね。

キャスト、メッキ、ジュエリー用の専門工具、宝石、ジュエリーショップとほとんどこの町でまかなえます。

ロンドンではハットンガーデンという区画がそう言った感じの場所でした。

セントマーティンズのファンデーションコースの校舎があったあたり(たぶん今はない)で、卒業後働いていたジュエリーブランド「ショーン・リーン」のスタジオもそのあたりにありましたので、色々とよく覚えています。

ただ、ロンドンは東京ほど大きな町ではないので、御徒町のように大きなエリアがそういった専門街になっているわけではなく、1区画にある程度色々とお店があるといった感じです。

日本はとにかく専門店が多くてありがたいです。

ロンドンの彫金ショップ

ロンドンで一番有名な彫金の店はcooksongoldではないでしょうか。

私もよくジュエリー用の工具などを購入しました。

今はどうかは分かりませんが、当時はロンドンの彫金ショップは日本の銀行のようになっていました。店員はカウンターの中にいて、受付カードを取ります。呼ばれるまでにカタログなどでほしい商品を見て決めておき、呼ばれたら、カウンターで注文して購入します。

商品は見たいといえば、持ってきて見せてくれますが、基本的に店内の手の届くところには並んでいません。

セキュリティーの問題なんでしょうね。文化の違いを感じます。

日本の彫金専門店は普通のお店と変わりませんよ。

ロンドンのメッキ屋やなど

ロンドンのメッキ屋さんは、ショーンのところで働いていた時によく行きました。これがまたさらにセキュリティーがしっかり?しています。

入ると2畳ほど空間で壁で囲まれた部屋があり、顔と手が出るくらいの穴が開いたカウンターで商品の受け渡しをします。

暴漢が入ってきたりして金品を請求するのを防ぐ為なんでしょうが、初めて行くと少し怖かったです。

そこまでしっかりしてる割には、名前を告げるだけで取りに行ったジュエリーを出してくれます。もちろん初めて行く場合は電話で会社に「今取りに来てるけど大丈夫?」と確認がされますが。

なんか、しっかりしてるのか適当なのかわからないですね。

そのほかのキャスト屋さんや、刻印の回で話したホールマークを打つASSAY Officeなども大体そんな感じでした。

その他のお店など

ロンドンでは生活雑貨の店も初めに書いた彫金店のようなところがありました。Argosというお店で、安いんです。でも商品は直接見れません。カウンターでカタログの品番を告げて購入すると持ってきてくれる感じです。

そのほかにも、タクシーも後ろと前が完全にアクリルの板で覆われていたりします。そういうことを考えると日本はやっぱり平和だなーと思います。

銃声も聞こえないし(2~3回くらい?)、 ナイフで刺されたって話や、空き巣に入られたってこともまずないですしね。 平和が一番です。

いかがでしょうか、日本でさえ、普段行かないような専門店はどうなっているかわからないものですが、海外だとさらに謎ですよね。楽しんでいただけたら幸いです。

ロンドンでデザインを学び、最終的に日本の工芸品に行きついた、犬塚が作るhitotoiの作品は、オンラインでもご覧いただけます。

hitotoiの金胎陶芸との一期一会をオンラインストアでお楽しみください。

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それではまた。